デジタルコンピュータ


 コンピューター開発当時は、「電子計算機」を意味したので、電子技術により演算を行う装置は全てコンピューターであった。デジタルコンピューターという言葉があるので、アナログコンピューターも存在した。デジタルとは「値数表記」のこと。そろばんがこれにあたる。数量をノートにアラビア数字で表記することが、すなわち、デジタル表記である。一方、線グラフの曲線等で数量を表記するとアナログ表記となる。一般的に、デジタル表記の方が正確と思われることが多いが、誤りである。たとえば、円周率や、平方根をデジタル表記するには、妥協が絶対に必要であり、ここに宿命的な誤差を含む。対して、理論上は、アナログでの表記が完璧であれば誤差は含まない。円周率も平方根も数直線上に必ず存在するのだから、デジタル文明は妥協文明と言ってよい。

 現在の実用デジタルコンピューターは、「ノイマン型コンピュータ」である。非ノイマンコンピューターもいくつかのタイプが芽生えているし、近い将来の実現もありうる。どれも、革命的な進歩となる。